【現代インド・南アジアセミナー 受講生による講義記録】講師:粟屋利江

現代インド・南アジアセミナー

講師氏名:粟屋利江「ダリト運動研究とジェンダー:ダリト・フェミニズムからの提起」
報告者氏名:阿部麻美(京都大学)

本講義では、ダリト・フェミニズムが包括的に説明されるとともに、ダリト・フェミニズムのダリト 運動研究およびジェンダーへの提起が検討された。ダリト・フェミニズムは、インド社会が大きく変容する1990年代の全体的背景に加え、社会運動への女性 の参加、ダリト女性「エリート」の成長およびダリト女性への暴力の焦点化といった背景のもとで、1980年代末からの萌芽期を経て登場し注目されるに至っ た。そこではダリト女性の声の復権が主張された。ダリト女性の組織化およびグローバルな活動において、ダリト女性問題は人権言説によって国際的な位置付け を得るようになる。既存のフェミニズム運動およびダリト運動において問題であったのは、ダリト女性の等閑であった。ダリト・フェミニズムはそれを提起する とともに警鐘を鳴らすものである。

 

»「現代インド・南アジアセミナー」2013

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