東京外国語大学所蔵のインド・南アジア関連資料

東京外国語大学所蔵のインド・南アジア関連資料2016-03-31T02:08:43+00:00

  人文科学系の文献資料が幅広く集められ、なかでもヒンディー語、ウルドゥー語をはじめとする現地諸語の図書は日本屈指の点数を誇る。
  東京外国語大学における南アジア研究は、1908年に設置された東洋語速成科(修業年限1年)においてヒンドスタニー語、タミル語の科目が授業されたことを嚆矢とし、1911年のヒンドスタニー語学科とタミル語学科の新設とともに本格化した。語学科はその後数度の再改編を経て、2011年10月現在、ヒンディー語とウルドゥー語の2専攻が南アジア諸語の専門的な教育研究のために設けられている。当初は語学教育・研究が中心であったが、現在では総合国際学研究院のもとで文化と社会に対するより包括的な研究教育を推進する体制が構築されている。また、アジア・アフリカ言語文化研究所(1964年附置)では、臨地調査を交えつつ、主に言語学、民族学、歴史学・地域研究からの南アジア研究が展開されている。これらに地球社会先端教育研究センター史資料ハブ地域文化研究拠点、南アジア研究センターなどを加えた諸組織・機関の協働により、南アジア研究の推進とそれに必要とされる研究資源の収集・構築が試みられている。

コレクション紹介

付属図書館図書コレクション
  • 対象地域・国  南アジア全域
  • 内容  東京外国語大学付属図書館所蔵の図書は、1962年度以降に受入れた新分類図書コレクションと、それ以前に受入れた旧分類図書コレクションに大きく分かれ、南アジア関連図書は両コレクションに見られる。両コレクションともに、英語、日本語の図書と並んで、南アジア現地諸語の図書を数多く含むことが特徴である。(1)新分類図書コレクションには、英語、日本語の図書以外に、ヒンディー語約10,000点、ウルドゥー語約4,500点、サンスクリット語約700点、ベンガル語約400点、マラーティー語約100点、グジャラーティー語約100点などの現地語書籍が含まれる。これらのうち、英語とヒンディー語、ウルドゥー語の図書は全て、東京外国語大学OPACで検索できる。そのほかの現地語の図書は、全体の約7割程度がOPACで検索可能であるが、1999年以前に出版されたものの一部は図書館備付のカード目録で検索する必要がある。(2)旧分類図書コレクション(1962年度以前受入の図書)中、日本語以外の南アジア関連図書(請求記号は「HN/*」)は、「ヒンディー語・ウルドゥー語」と図書館分類では表示されているが、英語図書も含まれる。後者のなかにも日本国内では所蔵館が比較的少ないものが見られるが、検索は全てOPACではなくカード目録で行う必要がある。
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付属図書館雑誌・新聞・マイクロ資料コレクション
  • 対象地域・国  南アジア全域
  • 内容  東京外国語大学付属図書館には、図書以外にも南アジアに関連した雑誌、新聞、マイクロ資料が数多く収蔵されている。(1)雑誌は、南アジア・欧米諸国、日本国内で発行されたものを幅広く揃え、言語も欧米諸語、日本語にとどまらず、ヒンディー語、ウルドゥー語、ベンガル語、マラーティー語、グジャラーティー語など多岐にわたる。英領インド期に発行された貴重誌も少なくない。所蔵誌一覧は付属図書館のウェブサイトに掲載されている(http://www.tufs.ac.jp/library/guide/list/S_Asia-jnl.html)。一部の雑誌は、東京外国語大学OPACで検索できる。(2)新聞は、主にインド国内で発行されている英語と地域諸語のものからなる。所蔵紙一覧は付属図書館のウェブサイトに掲載されている(http://www.tufs.ac.jp/library/guide/list/S_Asia-jnl.html)。(3)マイクロ資料は、植民地期を中心とした英語資料が中心だが、前植民地期建築・絵画の図像資料も含まれる。2009年度以降に受入れた資料は東京外国語大学OPACで検索可能であるが、それ以前のものは図書館備付のカード目録で検索する必要がある。後者には以下のものが含まれる。Publications Proscribed by the Government of India (Research Publication International, 1985, 35 reels)、Calcutta Gazette: Bengal Library Catalogue of Books (1867-1953) (IDC, 647 microfiches)。
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    • 東京外国語大学付属図書館(省略)
ナワルキショール・コレクション
  • 対象地域・国  インド
  • 内容  1971年・73年の両年度に東京外国語大学・東京大学東洋文化研究所合同海外学術調査団が収集したインド・パーキスターン関係文献の一部で、近代インドの出版・文化活動において重要な地位を占めたナワルキショール出版社(Navalkishor Press)が19世紀後半から20世紀初頭に刊行したヒンディー語のものを中心とする図書約1,000点からなる。71年度収集分の目録として『ナワル・キショール文献目録Ⅰ』(東京外国語大学・東京大学東洋文化研究所合同海外学術調査団、1972年)があるほか、全冊を東京外国語大学OPACから検索できる。また、「インド・パーキスターン宗教調査関係文献」とともに南アジア史資料デジタル・アーカイブズ(SARDA)を構成し、全文画像化されて東京外国語大学学術成果コレクションのウェブサイト上においてDjVuフォーマットで閲覧できる(http://repository.tufs.ac.jp/)。
    http://repository.tufs.ac.jp/doc/sarda/about_j.htmlも参照のこと。
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    • 東京外国語大学付属図書館(省略)
インド・パーキスターン宗教調査関係文献
  • 対象地域・国  インド・パーキスターン
  • 内容    
    1971年・73年の両年度に東京外国語大学・東京大学東洋文化研究所合同海外学術調査団が収集したインド・パーキスターン関係文献の一部で、宗教・思想・文学・民間信仰等に関する包括的なコレクションである。ヒンディー語、ウルドゥー語の図書を中心とした約2,000点からなる一群の文献は、19世紀後半より20世紀初頭に刊行された。71年度収集分の目録として『インド・パーキスターン宗教調査関係文献総目録』(東京外国語大学・東京大学東洋文化研究所合同海外学術調査団、1973年)があるほか、全冊を東京外国語大学OPACから検索できる。また、「ナワルキショール・コレクション」とともに南アジア史資料デジタル・アーカイブズ(SARDA)を構成し、一部を除き全文画像化されて東京外国語大学学術成果コレクションのウェブサイト上においてDjVuフォーマットで閲覧できる(http://repository.tufs.ac.jp/)。
    http://repository.tufs.ac.jp/doc/sarda/about_j.htmlを参照のこと。
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蒲生文庫
  • 対象地域・国  西アジア・パーキスターン・インド
  • 内容    西アジア・南アジアの文化と言語の研究に大きな足跡を残した故蒲生礼一東京外国語大学教授(1901年-77年)の蔵書をもとにした1000点を超える図書のコレクションで、ウルドゥー語図書約400点(主に言語、文学関連)、ヒンディー語図書約20点(いずれもプレームチャンドの著書で、一部は初版本)を含む。配架されている東京外国語大学付属図書館に冊子体目録が備付けられているが、東京外国語大学OPACからも全冊検索できる。
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故M.J.ドレスデン教授旧蔵インド・イラン言語学コレクション
  • 対象地域・国  インド
  • 内容    インド・イラン言語学に多大の業績を残した故マーク・ドレスデン(Mark J. Dresden)米国ペンシルヴァニア大学教授(1911-86年)の蔵書をもとにしたコレクションで、イラン学とその関連諸学の図書と並んで、インド学関係の主に英・独・仏語の図書約450点が含まれる。収蔵されている東京外国語大学付属図書館に冊子体目録が備付けられているが、東京外国語大学OPACからは検索できない。
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    • 東京外国語大学付属図書館(省略)
アジア・アフリカ言語文化研究所蔵書コレクション
  • 対象地域・国  南アジア全域
  • 内容    アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)が購入・収集・作成した資料群は、図書、雑誌、マイクロ資料、オンライン研究資源などからなり、それらの全てに南アジア関連資料が含まれる。(1)図書は、主に英語図書からなるが、ベンガル語約550点、サンスクリット語約300点、ネーパール語約100点などの現地語図書も含まれる。それらのほとんどは東京外国語大学OPACから検索できる。図書の大半は東京外国語大学付属図書館に配架されているが、一部の参考図書や貴重書はAA研文献資料室に配架、収蔵されている。(2)雑誌は、世界各地で発行された欧米諸語・日本語による学術雑誌のほかに、20世紀前半を中心にしたベンガル語雑誌約80タイトルのバックナンバーがある。これらは全てAA研文献資料室に配架されている。所蔵誌の名前と出版年については、AA研文献資料室に目録が備え付けられているが、2011年10月現在の時点では東京外国語大学OPACから検索できない。継続受入中の学術雑誌には以下のような日本国内では所蔵館が比較的少ないものが含まれる。Contributions to Nepalese StudiesThe Journal of Hindu StudiesJournal of Karnataka StudiesJournal of Tamil StudiesJournal of the Indian Anthropological Society。(3)マイクロ資料(マイクロフィルム、マイクロフィッシュ)は、英領期を中心にした各種の委員会報告書、議会文書など比較的大型の文献資料や、主に1940年代から1980年代に南アジア諸国で発行された新聞などからなる。新聞は英語だけでなく、ヒンディー語やベンガル語、ウルドゥー語などの現地諸語のものを含む。これらは全てAA研文献資料室において所蔵・管理されている。所蔵新聞の名前と出版年については、AA研文献資料室に目録があるほか、国立国会図書館全国新聞総合目録データベース(http://sinbun.ndl.go.jp/)からも検索できる。新聞以外のマイクロ資料についてもAA研文献資料室に目録が備え付けられてあるが、南アジア関連のものだけを抽出した目録を現代インド拠点のウェブサイトで閲覧できる。(4)オンライン研究資源は、AA研附置センターである情報資源利用研究センター(IRC)、ならびに、アジア書字コーパス拠点(GICAS)におけるプロジェクトの成果から主に構成される。南アジア関連では、複数のテクスト・データベースや電子辞書などを利用できる。利用可能な研究資源の一覧については、IRCプロジェクト関連はhttp://irc.aa.tufs.ac.jp/projects/project_list.htmlhttp://www.aa.tufs.ac.jp/ja/projects/on-lineを、GICASプロジェクトは、http://www.gicas.jp/language_corpus_j.htmlhttp://www.gicas.jp/script_database_j.htmlhttp://www.gicas.jp/resource_j.htmlを、それぞれ参照のこと。後者のプロジェクトには、G. A. GriersonのLinguistic Survey of India (Calcutta, 1904-28)のデジタル化も含まれる(http://www.joao-roiz.jp/LSI/)。
  • 利用案内
    • 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所文献資料室
      http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/projects/library 〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1 アジア・アフリカ言語文化研究所棟1階
      TEL: 042-330-5597 FAX: 042-330-5610 Email: メール: tosho-zasshi[at]tufs.ac.jp
      利用時間 月~金 9:30-17:00
      休館日 土・日・祝日、年末年始(その他臨時に休館する場合あり)
      利用に際しては、http://www.tufs.ac.jp/library/etc/AAshiryoshitsu.html#toiawaseを参照のこと
    • 東京外国語大学付属図書館(省略)
史資料ハブ・コレクション
  • 対象地域・国  南アジア地域
  • 内容    21世紀COEプログラムによって形成され、現在は東京外国語大学地球社会先端教育研究センターの構成組織である史資料ハブ地域文化研究拠点(C-DATS)が主体となって収集を行っている資料群は、図書、マイクロ資料、地図などからなり、それらの全てに南アジア関連資料が含まれる。(1)図書コレクションは、欧米諸語の図書だけでなく、ヒンディー語約4,500点、ベンガル語約1,500点、ネーパール語約1,000点、マラーティー語約700点、パンジャーブ語約600点、サンスクリット語約600点、ウルドゥー語約500点、タミル語約100点といった現地諸語の図書も含まれる。図書は全て東京外国語大学付属図書館に配架され(請求記号は「HUB/*」)、東京外国語大学OPACから検索できる。なお、貴重書の一部は全文画像化されており、東京外国語大学学術成果コレクションのウェブサイト上においてDjVuフォーマットで閲覧できる(http://repository.tufs.ac.jp/)。(2)マイクロ資料コレクションは、100リール以上のフィルムと30,000以上のマイクロフィッシュからなる。20世紀後半の現地語新聞、英領期の政府文書、定期刊行物、宣教師記録など多岐に及ぶ。資料は全て東京外国語大学付属図書館に保管され、一覧がC-DATSウェブサイトに掲載されている(http://www.tufs.ac.jp/21coe/area/toukatsu/collection_microfilm.html)。一部の資料についてはさらに詳細な目録も同サイトから閲覧できる。なお、刊本をもとにしたものを含めマイクロ資料は、2011年10月現在の時点では東京外国語大学OPACで検索できない。(3)地図コレクションは、旧日本陸軍参謀本部・陸地測量部の外邦図、旧日本海軍水路部、および海上保安庁による水路図などからなる。地図の一覧と各地図の収蔵状況は、C-DATSウェブサイトに掲載されている(http://www.tufs.ac.jp/21coe/area/toukatsu/collection_maps.html)。地図を利用する際には、事前にC-DATS事務局に問い合わせる必要がある。
  • 利用案内
    • 東京外国語大学史資料ハブ地域文化研究拠点事務局
      http://www.tufs.ac.jp/21coe/area/ 〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1研究講義棟401E2
      TEL/FAX: 042-330-5540 Email: coearea-admin[at]tufs.ac.jp
      開室時間 月~金 9:00-17:00
      閉室日 土祝日・全学休校日
      利用に際しては、http://www.tufs.ac.jp/21coe/area/cdatsfaq-j.htmlを参照のこと。
    • 東京外国語大学付属図書館(省略)

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