講義記録、受講生の発表記録をそれぞれ掲載しました。
【受講生による各講師の講義記録(プログラム順)】
舟橋健太先生(龍谷大学) 「ダリト研究の視角と展開―インド社会で「カースト」に関わる調査を行うこと―」 |
受講生による講義記録 |
長田華子先生(茨城大学) 「南アジアの繊維・縫製産業と女性労働力-地域研究とフェミニスト経済学の交差」 |
受講生による講義記録 |
井上あえか先生(就実大学) 「パーキスターンにおけるイスラーム・政治・軍」 |
受講生による講義記録 |
柳沢 究先生(京都大学) 「いかに寺院は街と融け合うか:ヴァーラーナシーにおける融合寺院の諸相」 |
受講生による講義記録 |
【受講生研究発表(プログラム順)】
山本明日香(神戸大学大学院) 「インドにおける巡礼と宗教に関する計量経済分析:国内旅行支出調査(Domestic Tourism Expenditure Survey)を利用して」 |
詳細 |
中江優花(京都大学大学院) 「教育現場における「障害者」の「包摂」-インド・ケーララ州のスペシャル・スクールを事例に」 |
詳細 |
田中志歩(広島大学大学院) 「バングラデシュ国境地域少数民族コーチュ村落における中等教育―NGOによる視点より-」 |
詳細 |
川村楓子(京都大学大学院) 「出家と在家のはざまを生きる―西ブータンにおけるシングル女性の生活世界に着目して-」 |
詳細 |
中村友香(国立民族学博物館) 「現代ネパールにおける医療改革運動と社会的包摂―ハンガーストライキと運動拡大の様相―」 |
詳細 |
石内良季(京都大学大学院) 「現代ブータンの複層的宗教空間における自然観の形成:聖なる森の事例から」 |
詳細 |
白峰彰子(津田塾大学大学院) 「村落社会における日常的なダリト差別とカースト/ジャーティ間関係―バールメール県に着目して―」 |
詳細 |
NIHUプログラム「南アジア地域研究」主催
2020年度南アジアセミナー 募集要項
(PDFバージョンはこちら)
南アジアセミナーは、「南アジア地域研究」プロジェクトの若手育成プログラムで、南アジアを対象とする研究者の講義、並びに受講生の研究発表により構成されています。当プロジェクト研究員8名が中心となって企画・運営するもので、1)多分野の講師を招聘して南アジア地域に関する研究の蓄積・展開と最新の研究動向を学ぶ場を提供し、学術的理解の深化と拡大につなげることや、2)若手研究者(大学院生やポスト・ドクター等)を主体とする研究会の場を提供し、研究発表並びに討論・議論を集中的に行い、南アジアにかかる学術研究の課題と展望を未来に向かって切り拓くこと、をめざしています。
今年度の南アジアセミナーは、「南アジア地域研究のフロンティア―多様なる価値と環境」をテーマにして、招聘講師による講義、ラウンド・テーブルおよびGIS(地理情報システム)講習会などを行うとともに、南アジアを対象とする幅広いテーマからの研究発表と受講・聴講を募集いたします。
なお、今回は、新型コロナウィルス感染症拡大の影響を考慮した結果、オンライン開催といたします。
[2020/10/13追記] 一般公開される講義の参加募集を行います。締切:10月23日(金)17時
【開催形式】オンライン zoom webinar(講義出入り自由)
【参加費】無料(要事前登録)
【参加方法】参加を希望される方は、フォーム(クリックすると別のページに移動します。)に、お名前/ご所属/メールアドレスのご登録を10月23日(金)17時までにお願いいたします。
※Zoom URL、IDおよびパスコードは、フォームに事前登録いただいた皆さまに、セミナー当日までに、e-mailにてお知らせいたします。
フォーム(QRコード)
【テーマ】「南アジア地域研究のフロンティア ー多様なる価値と環境」
【開催期間】2020年10月31日(土)・11月1日(日)2日間
【開催形式】オンライン zoom ミーティング
【ポスターPDF】PDF
【講師紹介(敬称略)】
井上あえか(就実大学人文科学部・教授)地域研究/パーキスターンのイスラームと政治
長田華子(茨城大学人文社会科学部・准教授)ジェンダー/南アジアの繊維産業
舟橋健太(龍谷大学社会学部・講師)社会人類学/インドのダリト研究
柳沢究(京都大学大学院工学研究科・准教授)建築学/インドの都市空間・住宅
藏本龍介(東京大学東洋文化研究所・准教授)文化人類学/ミャンマー仏教研究
関戸一平(東京大学大学院総合文化研究科/人間文化研究機構・特任研究員)環境科学/インドの農業と環境
井田克征(中央大学総合政策学部・准教授) ヒンドゥー教史/インド思想
榎木美樹(名古屋市立大学人間文化研究科・准教授) 地域研究・開発社会学/ダリト研究・チベット難民
小茄子川歩(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・客員准教授/人間文化研究機構・研究員)考古学/インダス文明
【セミナーの内容】
Ⅰ 招聘講師による公開講義 【井上・長田・舟橋・柳沢】
Ⅱ 参加者による研究発表
Ⅲ ラウンド・テーブル:フィールドからのよもやま話【榎木・藏本・小茄子川 司会:井田】
Ⅳ GIS(地理情報システム)講習会 【関戸】
【プログラム 最新版 2020.10.13追加】PDF(一般公開分)
〇1日目:10月31日(土)
9:00-9:10 開会宣言
9:10-9:30 自己紹介
9:30-10:50 山本明日香(神戸大学大学院経済学研究科博士課程後期課程)
インドにおける巡礼と宗教に関する計量経済分析:国内旅行支出調査(Domestic Tourism Expenditure Survey)を利用して
コメント:中溝和弥(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・教授)
(休憩:10:50-11:00)
11:00-12:00 中江優花(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科グローバル地域研究専攻)
教育現場における「障害者」の「包摂」-インド・ケーララ州のスペシャル・スクールを事例に
コメント:榎木美樹(名古屋市立大学人間文化研究科・准教授)
12:00-13:00 昼食・休憩
講 義
13:00-14:15 舟橋健太 先生(龍谷大学社会学部・講師)
ダリト研究の視角と展開―インド社会で「カースト」に関わる調査を行うこと―
(休憩:14:15-14:25)
14:25-15:40 長田華子 先生(茨城大学人文社会科学部・准教授)
南アジアの繊維・縫製産業と女性労働力-地域研究とフェミニスト経済学の交差
(休憩:15:40-15:50)
15:50-17:10 田中志歩(広島大学国際協力研究科博士後期課程)
バングラデシュ国境地域少数民族コーチュ村落における中等教育―NGOによる視点より-
コメント:茶谷智之(国立民族学博物館・研究員/人間文化研究機構・研究員)
17:10-18:10 川村楓子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科)
出家と在家のはざまを生きる―西ブータンにおけるシングル女性の生活世界に着目して-
コメント:藏本龍介(東京大学東洋文化研究所・准教授)
(夕方休憩)
20:00-21:30 ラウンド・テーブル 榎木美樹・藏本龍介・小茄子川歩(司会:井田克征)
〇2日目:11月1日(日)
講 義
9:00-10:15 井上あえか 先生(就実大学人文科学部・教授)
パーキスターンにおけるイスラーム・政治・軍
(休憩:10:15-10:25)
10:25-11:40 柳沢究 先生(京都大学大学院工学研究科・准教授)
いかに寺院は街と融け合うか:ヴァーラーナシーにおける融合寺院の諸相
11:40-12:40 昼食・休憩
GIS講習会
12:40-15:10 関戸一平(東京大学大学院総合文化研究科/人間文化研究機構)
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(休憩:15:10-15:20)
15:20-16:20 中村友香(国立民族学博物館 外来研究員)
現代ネパールにおける医療改革運動と社会的包摂―ハンガーストライキと運動拡大の様相―
コメント:梅村絢美(東京大学総合文化研究科・研究員)
(休憩:16:20-16:30)
16:30-17:30 石内良季(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科)
現代ブータンの複層的宗教空間における自然観の形成:聖なる森の事例から
コメント:井田克征(中央大学総合政策学部・准教授)
17:30-18:30 白峰彰子(津田塾大学大学院国際関係学研究科)
村落社会における日常的なダリト差別とカースト/ジャーティ間関係―バールメール県に着目して―
コメント:舟橋健太(龍谷大学社会学部・講師)
閉会宣言
<以下、応募締め切り前の情報>
オンライン開催の決定に伴い、下記の応募資格と参加補助について、あらたに加筆・修正をしました。なお、応募資格について実質的な変更はありません [2020/7/29版]。
【応募資格】
◉発表希望者
南アジアをめぐる人文・社会・自然科学分野の研究に従事する大学院生・PD、
または、上記に相当する研究実績を有し、セミナー全日程に参加可能な方。
◉受講・聴講希望者(発表なし)
上記に加え、南アジアをめぐる人文・社会・自然科学分野の研究に関心のある学部生。
セミナー全日程への参加が基本ですが、プログラムの一部への参加でも応募可能です。
※ 公開講義はどなたでも参加いただけます。公開講義のみへの参加申込については、後日あらためてHP上でお知らせいたします。
【募集人数】7~15名程度
【参加費】無料
【講義・発表形式】オンライン zoomミーティング・ライブ形式
【応募方法】以下の書類を下記応募先にE-mailで送信してください。
・発表希望者 (各発表には研究者によるコメントがつきます)
① 略歴書・・・HPより所定の書式をダウンロードし記入
② 発表要旨・・・1,200字程度 様式自由
発表には以下の2種類があります。必ずどちらかを選択し、明記してください。
A) 研究発表 研究発表+質疑応答
B) フルペーパー発表
投稿予定の論文や博士論文の一部を事前に共有し当日発表+質疑応答
・受講・聴講希望者(発表なし)
① 略歴書のみ
※応募メールの件名に、「南アジアセミナー応募: 応募者名○○○○」と記してください。
【略歴書ダウンロード】word形式ファイル
【応募先】
INDAS-South Asia事務局 京都大学中心拠点(KINDAS)事務局
(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科附属南アジア研究センター)
HP: https://www.indas.asafas.kyoto-u.ac.jp/seminar/20201031/
E-mail: indas_office[at]asafas.kyoto-u.ac.jp ([at]を@に変えてください。)
【応募〆切】2020年8月31日(月)23時00分
【採否通知】応募書類に基づき、当セミナー実行委員会による選考後、9月中旬までに応募者全員に
採否を通知いたします。
【参加補助・その他】
- オンライン参加に関し、データ通信量/料に不安のある方は、お気軽にご相談ください。現在、必要に応じて、Wi-Fiルーターの無償貸し出し等の補助を検討中です。
- 託児にかかわる補助金制度があります。ご希望の方はご相談ください。
本制度は、ご自宅におけるベビーシッター等も含みます。 - 応募書類の返却は行ないません。
- 応募とお問い合わせは、E-mailを原則といたします。
以上
<2020年度南アジアセミナー実行委員会>
伊東さなえ・勝又悠太朗・小茄子川歩・関戸一平・田中鉄也・陳林・茶谷智之・村上明香・山崎浩平