(科研・基盤研究(B)「 南アジア多言語社会における複合文化のなかの文学伝承」(代表: 水野善文)と共催)
【日時】 2018年7月7日(土)13:00~17:00(17:00~ 18:00 科研メンバーの打ち合わせ)
【場所】 東京外国語大学 本郷サテライト 8階会議室
【場所】 東京外国語大学 本郷サテライト 8階会議室
【報告者・題目】
◆安永 有希(東京外国語大学・博士後期課程)
デーヴキーナンダン・カトリーの言語
The language of Devakinandana Khatri
19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したヒンディー大衆小説 作家デーヴキーナンダン・カトリーの執筆言語を、 当時の言語論争や文学の状況の中で考察する。
◆水野 善文(東京外国語大学)
ラーマ物語とgodāna
Rama-stories and “godāna”
ラーマ物語とgodāna
Rama-stories and “godāna”
プレームチャンドが小説のタイトルにも使用したgodānaとい う単語は、インドの文化史をとおして様々な概念を有していた。
このgodānaにつきヴェーダから近現代までの玉虫色の様相を 垣間見ながら、 ラーマ兄弟の結婚式まえに催行されたgodāna儀礼の箇所に注 目して、ラーマ物語の伝承・ 変容を文化的背景と照合しながら捉えてみたい。
このgodānaにつきヴェーダから近現代までの玉虫色の様相を
◆石田 英明(大東文化大学)
分離独立とヒンディー文学――カムレーシワルの『 いくつのパーキスターン』をめぐって
Indo-Pak Partition and Hindi Literature: Concerning “Kitne Pakistan” of Kamleshvar
分離独立とヒンディー文学――カムレーシワルの『 いくつのパーキスターン』をめぐって
Indo-Pak Partition and Hindi Literature: Concerning “Kitne Pakistan” of Kamleshvar
カムレーシワル(1932-2007)の『 いくつのパーキスターン』(2000) は人々が憎しみ合い離反する気持ちの在り様を「パーキスターン」 と呼び、古今東西の多くの事例から「パーキスターン」 現象を検証しようとした作品である。
そういう観点からアウラングゼーブ、ジンナー、 マウントバテンらの役割に焦点を当てて 印パ分離独立の背景を探り、今なお続く「パーキスターン」 現象に世界中で人々が苦しめられているとする、 この作品の今日における意義を探る。
そういう観点からアウラングゼーブ、ジンナー、 マウントバテンらの役割に焦点を当てて 印パ分離独立の背景を探り、今なお続く「パーキスターン」 現象に世界中で人々が苦しめられているとする、
※予約不要、どなたでもご参加いただけます。
【使用言語】 日本語
【連絡先】FINDAS事務局