【FINDAS】 FINDAS研究会「マイノリティをめぐる制度と運動―ムスリム留保とダリト運動から」
(科研16K16659「現代インド・英国のカーストとダリト運動をめぐるグローバル化の重層的展開」と共催) マイノリティをめぐる制度と運動――ムスリム留保とダリト運動から 【日時】 2020年1月11日(土)13:00~16:30 【場所】 東京外国語大学 本郷サテライト4階セミナー室 http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html ※一般公開、入場無料、予約不要 【プログラム】 ◆板倉 和裕(奈良工業高等専門学校 特命助教) ムスリム留保枠をめぐるインド州政治の展開 Politics of Muslim OBC reservation in contemporary India 現代インドではカースト政党や地域政党の出現・台頭もあり、現在では、中央レベルでの対決構図とは異なる州レベルでの二大政党制や多党制が形成されるようになっている。このような政治的発展の中で、宗教的マイノリティであるムスリムの包摂/排除の状態も地域によって異なる様相を示すようになっていると思われる。本報告では、2004年にアーンドラ・プラデーシュ州で成立したY・S・ラージャシェーカラ・レッディー政権によるムスリム留保枠導入の試みに焦点を当てながら、ムスリムが留保制度の枠内で制度的に包摂されうる政治的条件について考察する。 ◆鈴木 真弥(人間文化研究機構/東京外国語大学 研究員) 現代ダリト運動におけるグローバル化とローカルな実践の重層的展開――イギリスのダリト移民調査から Global activism and Local practice of the Contemporary Dalit Movement: A [...]