【関連行事】東京大学「混合法」第2回研究会

【日 時】2012年9月13日(木) 17:00-20:00

 

【場 所】

東京大学向ヶ丘キャンパス構内
向ヶ岡ファカルティハウス http://www.abreuvoir.co.jp/

「混合法」研究会設立の趣旨
EUにおける法のハーモナイゼーション、ヴェルノン・パーマーの提唱する「世界混合法法律家協会」、南アフリカ・スコットランド法(特にトラスト法)への関心など、種々の背景から、このほど「混合法」研究会を立ち上げることにいたしました。当面、以下のラインアップで活動したいと存じます
会長 小川浩三(専修大学)
副会長 松本英実(新潟大学)
溜箭将之先生(立教大学)
事務局 葛西康徳(東京大学)
第1回研究会は、2012年6月にヴェルノン・パーマー教授を迎えて東京大学にて開催いたしました。第2回も同じ場所で開催いたします。ふるってご参加ください。研究会終了後、簡単は夕食会をいたしますので、参加者はあらかじめ事務局までご連絡いただけると幸いです。


発表者  ステリオス・トファリス(Dr Stelios Tofaris)
テーマ  「コモン・ローとヒンドウー法ーその邂逅からインド契約法成立までー」


趣旨
ステリオス・トファリス(Dr Stelios Tofaris)先生は、現在ケンブリッジ大学法学部講師、同大学ガートン・コレッジ(Girton College)のフェローとして、不法行為法、契約法、ローマ法を教えています(国籍はキプロス)。インド契約法に関する研究でケンブリッジ大学から博士号を取得し、博士論文はオクスフォード大学出版局からもうすぐ公刊されます(A Historical Study of the Indian Contract Act 1872, OUP 2013)。今回先生をお招きして、「コモン・ローとヒンドウー法―その邂逅からインド契約法成立までー」と題する研究会を開催いたしますのは、以下のような事情によります。
既によく知られておりますように、近代サンスクリット学の創始者、ウイリアム・ジョーンズは法律家(裁判官)としてインドに赴任し、いわゆるヒンドウー法典を英訳いたしました(葛西康徳、『法律家としてのWilliam Jones -Bailment and Speech of Isaeus』、RINDAS龍谷大学現代インド研究センター、2011.10参照)。イギリス人であるジョーンズにとっての法は、いわゆる「コモン・ロー(Common Law)」であり、ここに「ヒンドウー法」と「コモン・ロー」の学問的関係が始まります。そして、それは約1世紀後、「インド契約法典(1872年)」として結実いたします。
「この1世紀の間に両者の関係はどのように変容したのか」という問題を、「コモン・ローの側からヒンドウー法はどのように映ったのか」という視点から考察してみたいと存じます。特に、インドの伝統的な学識者(パンディット)の法解釈や法実務はイギリス人からみてどのようなものであったのか、なぜインド契約法典編纂にいたったのか、という問題に焦点を当てることができればと存じます。そして、これらの問題は法に関するサンスクリット文献の考察だけでなく、現代のインドの法と社会の考察にとっても重要ではないかと思われます。多数の方々のご参加を賜れば幸いです。

 

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