【INDAS】「変貌する現代インドを解く―経済 自由化・分権化・グローバル化」[2013年度 国内全体集会]

【日 時】2013年11月23日(土)13時30分(受付開始:13:00)~24日(日)17:30頃を予定

 

【場 所】

東京大学本郷キャンパス法文2号館文学部1番大教室(文京区本郷7丁目3-1)

アクセス:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_02_j.html


 


【お問合せ】

(1)各拠点に所属する方(拠点構成員、研究分担者、研究協力者、協力者)は、下記の[お申し込み フォーム]に必要事項をご記入のうえ、各拠点指定のアドレスにご送付ください。

(2)いずれの拠点にも属さない方(上記(1)以外。INDASメーリングリストでお知らせメールメンバーなど)は、INDAS事務局岩井まで[お申し込みフォーム]の情報をご送付下さい。

INDAS事務局 岩井:indas_office[at]asafas.kyoto-u.ac.jp

(3)メールの件名は、「2013年度国内全体集会参加申込み」としてください。

(4)締め切りは10月31日(木)とさせていただきます。
 東京大学拠点:michi_19th_century[at]hotmail.com(研究員・小川)
 広島大学拠点:yune[at]hiroshima-u.ac.jp(研究員・宇根)
 国立民族学博物館拠点:mmiyamoto[at]idc.minpaku.ac.jp(研究員・宮本)
 東京外国語大学拠点 findas_office[at]tufs.ac.jp(研究員・小西)
 龍谷大学拠点 t-ueda[at]ad.ryukoku.ac.jp(研究員・上田)
 京都大学拠点 indas_office[at]asafas.kyoto-u.ac.jp(京大事務局・岩井)
 拠点に属さないその他の皆様 indas_office[at]asafas.kyoto-u.ac.jp(京大事務局・岩井)


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[お申し込みフォーム]
お名前:
ご所属:
メールアドレス:
電話番号:
以下のスケジュール等の括弧に○(マル)か×(バツ)をご記入ください。

・11月23日(土祝) 【午後】13:30~17:15 ( )
・11月23日(土祝) 【懇親会】18:30~20:00 ( )会費5000円(※1)
・11月24日(日) 【午前】9:00~12:15 ( )
・昼食 【お弁当】 1000円 ( )※2
・11月24日(日) 【午後】13:15~17:30 ( )


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お支払いはすべて,当日,受付でお願いする予定です。

※1:懇親会会場は、集会会場より徒歩10分程度のフォーレスト本郷を予定しています。
※2:休憩時間が短いため、1000円でお弁当&お茶を販売いたします。
ベジタリアン料理はご相談ください(お申し込みフォームを送付される際にお知らせください)。

<東京大学本郷キャンパス法文2号館までのアクセス>こちらのサイトをご覧下さい。
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_02_j.html

(上の方の川端キャンパス内となります)

【趣旨】


全体 タイトル「変貌する現代インドを解く―経済自由化・分権化・グローバル化」

 現代インド・南アジア地域は大きな変化の過程にあり、その変化を説明することが現代インド地域研究の課題である。しかしそのためには、そもそも何がいつからどのように変化してきたのか、そしてその変化をいかなる視角と概念から把握するべきかを根底的に問わねばならない。本集会では、1990年代にインドで本格化したとしばしば指摘される「経済自由化」「分権化」「グローバル化」という3つの変化の側面を仮説的にとりあげ、それぞれの概念を基軸とする学際的(multi-disciplinary)セッション構成のもと、様々な学問領域の専門知を接続・統合した統域的(trans-disciplinary)現代インド理解を打ち立てることに挑む。

【第1セッ ション】「経済自由化―「発 展」は社会に何をもたらしたのか?」
 インドは1990年代初頭にそれまでの国家主導型の経済政策から、経済自由化へと大きく舵を切った。関税の引き下げや産業ライセンスの要件緩和、国営企業の民営化、外国資本の参入といった経済自由化の流れは、2000年代以降の安定した高度経済成長をもたらした側面があると同時に、国内の経済格差や地域間格差の拡大を進行させている。さらに、こうした劇的な変化は、経済領域だけでなく、人々の価値観や社会関係の変容など多方面にその影響を及ぼしている。もっとも、経済自由化が現代インドを大きく変容させた主要因ではないという指摘があることも事実である。この点を含め、本パネルではインドにおいて、近年の経済自由化の動き がどのような影響をもたらしているのかについて議論を重ねる。(担当:宇根義己(HINDAS)・ 石坂晋哉(KINDAS))

【第2セッ ション】「分権化―民主 化の進展と権限の分散は何をもたらしたのか?」
 1990年代から現在まで現代インド・南アジアにおいて分権が進められてきた。例えばインドでは、地方自治制度と権限移譲を定めた1992年の第73次および第74次憲法改正に代表されるように、この20年間に地方分権が制度的に進められてきた。それにともない生活インフラや環境資源の提供と整備において地方政府が果たす役割も急速に増大している。権力闘争の場たる政党政治においても、1998年以降の中央政治における連立政権の常態化は地域政党の擡頭を鮮明に示しており、嘗ての一党優位体制の面影もないほどに政治的発言力が分散している。しばしば中央-地方関係に限定されがちな分権化を広く解釈してジェンダー関係に適用するならば、女性留保制度による女性の政治参画促進も一種の分権と看做すことが可能であろう。さらに目をインド以外に転じ、分権(decentralization)を字義通りに権力の脱中心化(de-centralization)と捉えるならば、世襲君主という中心が権力を奪われて民主化の途を歩み始めたネパールは極めて急激な分権化を近年になって経験したと言える。このように権限の分散という意味での分権化は、グローバル化や経済自由化と並んで、1990年代 以降の現代インド・南アジア地域の際立った特徴である。

 ではそうした分権化は何をもたらしたのであろうか。分権化が成功を収めている分野や地域もあれば、その肯定的な語感とは裏腹に蹉跌と幻滅を生むだけに終わったところ、現在模索の最中というところもある。そしてこうした分権化の現状をみながら、なぜ90年代に分権化が起こったのか、さらにはそもそも90年代が本当に転換期だったのかということを改めて問うことは、同時期の変化であるグローバル化や経済自由化との関係を知る上でも極めて重要である。

 本パネルではインドのパンチャーヤト政治の成否や農村における女性の政治参加、分権化の帰結に関する経済学的分析、そしてネパールの民主化とジェンダー関係の変容に関する報告を通じて、現代インド・南アジア地域において分権化が直面している課題を複数の角度から剔抉する。 (担当:上田知亮(RINDAS)・ 小川道大(TINDAS))

【第3セッション】「グローバル化―国境を越えた移動がもたらす動態をどう捉えるか?」
 インドおよび南アジアの変化を捉える際に、1990年代(もしくは1980年代)をその境界とみなすグローバル化という語は、汎用性が高い分析概念として、様々な分野で便利に用いられてきた。たしかに国境を越えたヒト・モノ・カネ・情報の流動性は高まり、国民国家システムを基準とした従来の枠組みでは、政治・経済・文化・社会の諸領域において立ち現れている現象を捉えることは難しくなっている。国境を越えた移動には流入・流出そして環流といった複層的な動きをみることができるが、これらすべての現象をグローバル化という用語で説明してしまうことは果たして妥当なのだろうか。それはまた、現代のインドおよび南アジア 世界の変貌を捉えるときに、「グローバル化」を一つの契機に時代を区分するやり方へも疑問を呈するものであろう。

本パネルでは、グローバル化という枠組そのものを、具体的な文化・社会変容の動態のなかに文脈化することで、同概念で捉えることのできる範囲や捉えられない事柄を検討し、その可能性について論じていきたい。(担当:宮本万里(MINDAS)・ 小西公大(FINDAS)・ 山本達也(KINDAS))


【プログラム】


11月23日 (土・祝)
13:00- 受付開始
13:30-13:50 ご挨拶
13:50-14:00 趣旨説明

【第1セッション】 趣旨説明・司会:和田一哉(長崎県立大学)

14:00-14:05 趣旨説明

14:05-14:35 上池あつ子(国立民族学博物館)
「インドにおける製薬産業の発展と医薬品アクセス―経済自由化がもたらしたもの」

14:35-15:05 宇根義己(広島大学/NIHU)
「デリーにおける都市型産業集積の発展―JamiaNagarの縫製業を事例に」

休憩 (10分)

15:15-15:45 小原優貴(日本学術振興会/早稲田大学)
「インドの高等教育の拡大と多様化―外国の教育提供機関にみる現状と課題」

15:45-16:15 中谷純江(鹿児島大学)
「市場の力に抗する交換の型―交換の質的変容に対し、形式の保持は何を意味するのか?」

休憩 (10分)

16:25-16:45 コメンテーター:黒崎卓(一橋大学)

16:45-17:15 討 論

懇親会(於:フォーレスト本郷(文京区本郷6-16-4))


11月24日 (日)

【第2セッション】 趣旨説明・司会:杉本浄(東海大学)

09:00-09:05 趣旨説明

09:05-09:35 北川将之(神戸女学院大学)
「パンチャーヤット制度と女性留保議席―カルナータカ州の過去20年の軌跡」

09:35-10:05 佐藤隆広(神戸大学)
「インドの地方分権化と貧困緩和計画―全国農村雇用保障法(NREGA)の経済効果」

休憩 (10分)

10:15-10:45 菅野美佐子(青山学院女子短期大学)
「「個」から広がる村落政治―ウッタル・プラデーシュ州農村における分権化と女性」

10:45-11:15 佐藤斉華(帝京大学)
「そこに「女性」はいたか―ネパール民主化の四半世紀」

休憩 (10分)

11:25-11:45 コメンテーター:志賀美和子(専修大学)

11:45-12:15 討 論

12:15-13:15 昼 食

【第3セッション】 趣旨説明・司会:山本達也(京都大学/NIHU)

13:15-13:20 趣旨説明

13:20-13:50 宮本万里(国立民族学博物館/NIHU)
「ネーションのプロジェクトと「マイノリティー」―ブータンにおける労働徴発制度と「ネパール系住民」の難民問題をめぐる考察(仮)」

13:50-14:20 小松久恵(追手門学院大学)
「現代英国南アジア系文学にみる帰属意識の変容(仮)」

休憩 (10分)

14:30-15:00 木村真希子(津田塾大学)
「国際人権レジームとマイノリティへの暴力―インド北東部を事例に(仮)」

15:00-15:30 小西公大(東京外国語大学/NIHU)
「パフォーマンスと生存戦略―タール沙漠の芸能集団にみるモダニティと「交渉」のアリーナ」

休憩 (10分)

15:40-16:00 コメンテーター:岩谷彩子(広島大学)

16:00-16:30 討 論

休憩 (10分)

【総合討論】 司会:中溝和弥(京都大学)
16:40-16:55 コメンテーター:西村淳一(早稲田大学/NIHU)
16:55-17:10 コメンテーター:伊藤亜聖(東京大学/NIHU)
17:10-17:30 全体討論

 

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