【FINDAS】[第2回若手研究者セミナー]

【日 時】2012年1月28日(土) 13:00〜17:00

 

【場 所】場所:東京大学本郷キャンパス 法文1号館114室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_01_j.html
全体テーマ:
「伝統」と「制度化」 ―宗教・医療・モダニティ

<発表者1>
平野久仁子(上智大学アジア文化研究所共同研究所員)
・タイトル:
「ヴィヴェーカーナンダとヒンドゥー教:19世紀インドのヒンドゥー教復興運動における思想と展開」
・要旨:
ヒンドゥー社会において伝統的なサンニャーシン(出家遊行者)という立場をとっていたスワーミー・ヴィヴェーカーナンダ(1863-1902)の行動や言動について考察したい。彼自身、近代化の影響のもと、また自らの海外での生活経験をもとに、従来のヒンドゥー教を変革しようと試みたわけだが、その実際について、また社会の中で、サンニャーシンという立場をどのようなものに変革させようとしたのか、その際の人々の反響とともに、一連のヒンドゥー教復興運動やインド社会改革運動におけるヴィヴェーカーナンダの役割や貢献についても検討してみたい。

<発表者2>
梅村絢美(首都大学東京人文科学研究科)
・タイトル:
「土着医療のアーユルヴェーダ化 スリランカにおける土着医療の制度化と実践をめぐって」
・要旨:
スリランカでは現在、多様な医療や治療術がおこなわれているが、一部は国家により伝統医療として位置づけられ、教育研究機関や大型病院の設置、医師登録などというかたちで制度化されてきている。こうした国家主導の伝統医療の制度化は、特有の知識の継承形態や治療術をおこなう土着医療の医師にさまざまな難題をつきつけることとなった。たとえば、伝統医療の制度化がアーユルヴェーダを中心に行われてきたことから、制度上、土着医療がアーユルヴェーダに包摂される状況を招いている。さらに制度化に起因して、土着医療の実践においても、アーユルヴェーダ化というべき事態をみとめることができる。
本発表では、土着の医療実践が伝統医療として位置づけられ、制度化されていく過程で、さまざまな変容を遂げていることを、アーユルヴェーダとの関連から明らかにする。

以上、よろしくお願いいたします。

※一般参加歓迎!事前のご連絡は必要ございません。

 

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