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【KINDAS group2】Special Seminar(ゾミア研究グループ、科研費挑戦的萌芽研究との共催)

2015年5月23日 @ 1:00 PM - 5:00 PM

【日時】2015年6月15日(月)13:30~17:00

【場所】京都大学本部構内 総合研究2号館4階 AA463(カンファレンス・ルーム)

【発表者1】Nbyen Dan Hkung Awng氏(Kachin Times, Humanity Institute)

【タイトル】The Kachin in northern Myanmar: Between democratization and civil war

ご紹介】Nbyen Dan Hkung Awng氏はLee Kuan Yew School of Public Policy卒業で、2013 年にはオックスフォード大学でCharles Wallace Trust Visiting Research Fellowをされました。氏の講演は、ビルマ軍とカチン独立軍(KIA)との長い抗争の歴史、およびカチン政府や市民による北部ミャンマーでの長期の政治的不安定を解消する努力に焦点を当てるものです。

【発表者2】Dr. Sanjib Baruah (Bard College, Center for Policy Research)

【タイトル】India and Its Northeast: Another big push without a takeoff?

【ご紹介】Sanjib Baruah先生はアッサム出身の政治学者で、現在はアメリカのBard Collegeで教えておられます。インド北東部の政治・社会問題を広く扱っておられ、数年前からインドのLook East政策とそれが北東部にもたらす影響等を中心的に取り上げておられます。この分野では第一人者の研究者です。業績については、下記URLをご参照ください。http://bard.academia.edu/SanjibBaruah

【連絡・問い合わせ先】中村沙絵(nakamura[at]asafas.kyoto-u.ac.jp [at]は@にかえて送信してください)

【概要】 Hkung Awng氏はまず、ミャンマーにおけるカチン居住地域の地政学的な位置づけに触れながら、同国における「民主化」が国際社会を舞台とした政略(ゲーム)の一つに過ぎず、またそのようなものとして人々に認識されていると論じた。また、カチンの人々が直面してきた政治的苦境を概観し、しかし被害者の語りに終始するのでなく、カチン政府や市民による民族自決への取り組みを周知していくことの重要さを、自身の経験も踏まえながら論じた。Baruah氏は、インドの対外政策を背景に北東部で重点的に着手されている開発事業について、E.Guhaの1968年論考(A Big Push Without a Take-off: A Case-Study of Assam, 1871-1901)を批判的に引用しながら論じた。具体的には、同地域に投下された開発資源が人々に流用されるなかで、開発事業の当初の企図から逸脱するような雇用関係や生計手段が生まれている様相を例示し、開発現象を開発言説の外部で、たとえば情の経済論などにひきつけながら、批判的に捉える必要性を説いた。討論では、カチン政府が目指している「自決」はどのレベルでの自律性を指すのかといった点や、例示された開発事業をめぐるモラル・エコノミー的な関係性に対する民主主義的な観点からの評価、あるいはそうした関係性が国内外への人・モノのフローの中で再編される可能性について議論がなされた。

詳細

日付:
2015年5月23日
時間:
1:00 PM - 5:00 PM
イベントカテゴリー:
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会場

東京外国語大学本郷サテライト3階セミナールーム