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【KINDAS】 KINDAS研究グループ1-B「南アジアの開放経済」 2016年度第4回研究会

3月 11 @ 1:30 PM - 5:00 PM

【日時】 2017年3月11日(土) 13:30~17:00

【場所】 京都大学吉田キャンパス本部構内 総合研究2号館4階 カンフェレンスルーム(AA463)

 

発表者① 脇村孝平(大阪市立大学)
「19世紀熱帯アジアにおける一次産品輸出と労働供給-「要素交易条件」論・再考」

要旨:19世紀の世界経済の発展のなかで、グローバルな規模での地域間の経済格差が拡がったとする「19世紀大分岐説」とも呼ぶべき経済史研究が、近年再び現れている(J.G. Williamson 2013)。しかしながら、「19世紀大分岐説」の原型は、今から半世紀ほども前に、R・プレビッシュ等のいわゆる「交易条件の悪化」仮説など、既に幾つか提出されていた。その中で、W・A・ルイス の「要素交易条件」論(Lewis 196 9; Lewis 1978)は、19世紀の後半に始まる約半世紀間の時期に関して、温帯地域と熱帯地域の経済格差が拡大した史実を説明する議論として提起されている。本報告では、この「要素交易条件」論を作業仮説として使いつつ、長期の19世紀における熱帯アジア、特に東南アジア島嶼部(主に、フィリピン、ジャワ、英領マラヤ)の一次産品輸出経済における労働供給の問題を論じる予定である。

 

発表者② 加藤博(一橋大学名誉教授)
「多系経済発展考:中東研究者の立場から」

要旨:マルク・ブロックは、歴史研究における比較の意義を論じた古典である『比較史の方法』において、時間的にも空間的にも隔たった事象の比較と、時間的にも空間的にも隣接した事象の比較とを区別した。その上で、歴史研究でより多くの成果が期待される比較史の方法として、後者を挙げた。翻って、近年におけるグローバル・ヒストリー研究では比較を重視しているものの、それは主に時間的に隣接するヨーロッパとアジア、とりわけヨーロッパと中国の比較である。そこでは、空間の隣接に対する認識が希薄である。その結果、その間にある中東イスラム世界が比較の対象から外されている。このような理論枠で「グローバル」ヒストリーは成立するのか。本報告は、かかる問題関心の下で、実証的な研究ではなく問題提起、話題提供の目的から、いくつかのテーマを取り上げて、中東イスラム世界、とりわけエジプトからみた近代におけるグローバル・ヒストリーのあり方を論じる。

 

 

【連絡先】 INDAS-South Asia事務局: indas_office@asafas.kyoto-u.ac .jp
 

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日付:
3月 11
時間:
1:30 PM - 5:00 PM
イベントカテゴリー:

会場

Conference Room (AA463), Research Bldg No.2, Yoshida Main Campus, Kyoto University