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【関連行事】公開講座 「名誉・暴力・ジェンダー〜インド、中央アジア、中東からの視点〜」

2015年12月12日 @ 5:00 PM - 7:30 PM

公開講座 「名誉・暴力・ジェンダー〜インド、中央アジア、中東からの視点〜」東京です!!
■ 日時 2015年12月12日午後5時〜7時半.
■ 場所 京都大学東京オフィス
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/tokyo-office/about/access.html
■ プログラム
和崎聖日 「ウズベキスタンの名誉と女性に対する日常の暴力」
田中雅一 「インド・ムンバイの売春街におけるジェンダー、宗教、カースト」
辻上奈美江 「ISと女性の表象」
■ 主催 「地中海から西・南アジア地域の人々に関わる「名誉に基づく暴力」の文化人類学的研究」(科学研究費基盤(B),2013-15年度、田中雅一代表)
■ お問い合わせ 田中雅一 shakti@zinbun.kyoto-u.ac.jp
■ 無料 事前の申し込み不要
■ 全体趣旨説明

北西インドから中東にかけて、名誉という名前のもとで多くの女性が殺害されてきた。親が決めた相手と結婚することを拒否し、好きな男性と駆落ちをした。婚前交渉をもった。悪い噂が流れた。そんな理由から家族の名誉を汚したとみなされ、若い女性たちが父や兄弟に殺される。国 連の 報告によると、毎年5000人が「名誉殺人」の犠牲になっている。しかし、実際の数ははるかに多いと想定できる。また、殺害 にいたらなくても、さまざまな差別や排除で苦しむ人びとも多いはずだ。本公開講座で は、このような名誉殺人の背景や、ジェンダーに関連することがらについて、中東、中央アジア、インドの3地域を中心に報告する。

■報告者プロフィール
●和崎聖日 中部大学全学共通教育部全学共通教育科/文化人類学、中央アジア地域研究

●田中雅一 京都大学人文科学研究所教授/文化人類学、ジェンダー・セクシュアリティ研究

● 辻上奈美江 東京大学院総合文化研究科 特任准教授/中東地域研究、ジェンダー研究

■要旨 ●「ウズベキスタンの名誉と女性に対する日常の暴力」旧ソ 連・中 央アジアのウズベキスタンにおける農村のムスリム社会を対象として、そこでの「名誉」の観念がどのようにして女性に対する日 常の暴力を引き起こすのか、その結びつきについて考えてみたい。同時に、この種の暴力がなぜ社会的に正当化されるのかに つい ても、「名誉」をジェンダー・アイデンティティの核とみなす物の考え方、そして「望ましい社会の姿」(社会秩序)をめぐるイ メージの2つの観点から検討したい。しかし、ソ連解体後のウズベキスタンでは、市場経済化の影響や個人主義的な考え方の 浸透 などによって、「名誉‐暴力‐社会秩序」という図式が成立しにくくなってもいる。本報告では、こうした動態をソ ヴィエト近代化とソ連解体以後の新しい近代化という「2つの近代化」の中に位置づけたうえで、ウズベキスタンの名誉と女 性に 対する日常の暴力をめぐる実像に迫る。

  • 「インド・ムンバイの売春街におけるジェンダー、宗教、カースト」 イン ド最大の都市ムンバイ、別名ボリウッドは、世界最多の映画製作数を誇る。アラビア海に面するムンバイはもともと港湾都市とし て発達したが、インド国内外から多くの人びとが流入し、急速に巨大化していった。そのような都市にインド最大と表現され る売 春街があっても不思議ではない。報告者は、そのような売春街の一路地で調査を行ってきた。今回は、売春街で生活する女性たち の世界の一部を紹介し、そこからインド社会におけるジェンダー、宗教、カーストについて考えてみたい。
  • 「ISと女性の表象」イスラーム国(IS)のシリア・イラクでの台 頭に より、IS支配下の女性たちは、支配や搾取を受ける犠牲者としてのイメージが形成されている。欧米の若いムスリム女性らは、 SNSを通じて兵士らとサイバー恋愛し、彼らに「感化」されて渡航すると説明される。彼女らの一部が複数の男性との性的 関係 を強要される「性奴隷」となる例は強調されやすい。IS支配地域のヤズィーディー教徒の女性は、レイプや強制結婚の対象とな り、あるいは奴隷として安価で売買されることが問題化されるが、男性支配のイメージとは対照的に、民族洗浄に立ち向かう 「勇 敢な」女性兵士のイメージも同時に積極的に構築されている。本報告では、イスラーム過激主義の台頭に際した女性の表象につい て検討 する。

 

詳細

日付:
2015年12月12日
時間:
5:00 PM - 7:30 PM
イベントカテゴリー:
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会場

京都大学東京オフィス